インド料理が食べられなくなった訳



ある日、私は大好きなインド料理が食べられなくなりました。
毎日3食インド料理で過ごしてきた私には考えられない事態に本人が
いちばん困惑してしまいました。

始まりは、近くのレストランから風船くんが買ってきてくれたフィッシュカリ―でした。
一口食べて塩辛いなと思ったのですが、それよりなにより匂いで「うっ」と
気持ち悪くなってしまったのです。

仕事の締め切りが迫っていて徹夜が続いていたせいで疲れているのかも、と
言い訳しましたが、自分では納得できないもやもやした感じでした。	

そんな日が2、3日続き、どうもおかしいぞーと思い始めた矢先、メールを
やり取りしている、同じくインド在住のAさんから「突然インド料理が
食べられなくなり、おかしいと思ったら妊娠していた」というメールが
来ました。ずっと言葉には出さなかった「まさか」という
思いが確信に変わった瞬間でした。。。私も全く同じ状況だったので。。。

風船くんが50ルピー(薬局には値段もピンきりの検査薬があったそうですが、
一番安いのを買ってきたそうです)で買ってきてくれた妊娠検査薬で検査すると
『陽性』。
でもなにしろ50ルピーだからということで(だったら初めから高いの買えば良いのに)
友達のYちゃんが出産した病院を紹介してもらい、行ってみました。

ドクターはバンガロールでも評判が良いらしく(厚化粧にはちょっとビックリ)、
待合室には待っている妊婦さんもたくさんいました。
どきどきしながら診察、超音波で見てもらうと「うーん、妊娠じゃないみたいね」
と言った直後「あーあったわー見えた見えた、これがあなたのベイビーよ、おめでとう!」。
豆粒みたいな小さな赤ちゃんをスクリーンで見ながら
思わず「ありがとうございます」と言ったものの、なんだか呆然として
信じられない気持ちでした。

今まで、かなり気ままな生活をしてきた私達に赤ちゃん!!
風船くんはその責任の重さにマタニティブルー(?)になってしまいましたが、
双方の両親の手放しの「おめでとう」メッセージに力を得たのか
すぐ立ち直りました。

でもこのとき、風船くんには私のつわりがどんなにひどいものか知る由も
ありませんでした。。。
							(2000年8月)

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