風船くん受難の日々



さて、私のインド料理嫌いは日々加速していきました。インドで暮らし、しかも
インド人と結婚している人間にとってこの状況はかなりつらい。
とにかく、アパートの下の階から昼食、夕食時にくる料理の匂いも駄目、
テレビや新聞でインド料理を見ると吐き気、もう全部気持ち悪いのです。

かわいそうだったのは風船くん。
外食命令を出され、レストランで食べて帰ってくると、服からなにから
インド料理の匂いがつき、私は側に近寄れない状態。

私があんまり神経質に騒ぐので、見かねた友人が風船くんの服のにおいを
嗅ぎ、「全然くさくないよ」と言ってくれるのですが、つわりまっただなかの私の鼻は
犬並み、いやそれ以上だったのかもしれません。

毎日朝から晩まで気持ち悪いので、精神的にもおかしくなり風船くんにやつあたり。
赤ちゃんのため、とずっと耐えていた風船くんも、ときどき切れそうになって
いました。
今、当時のことを思うだけで泣きそうになります。本当に修羅場でした。
風船くんごめんね。

さて、8月から11月まで続いた私のインド料理気持ち悪い病(仮名)は、ある日
突然終止符を打ったのでした。
11月、風船くんのパパがバンガロールのアパートに1週間滞在したのです。
電話で「私は今インド料理がまるで駄目で、申し訳ないが一緒にごはんを
食べられない」と伝えて一応了解をとってはいたものの、やはり気にはなっていました。

パパは外食が嫌いなので、一緒に食べなくても台所で作る料理(作るのは風船くん、というのが
嫁として情けない。。。)の匂いを嗅がなくてはなりません。
耐えられるんだろうか。。。と思っていたところアラ不思議、全く平気ではありませんか!
3ヶ月にもわたって調理禁止だったインド料理。。。パパのおかげで
克服できました。なにかきっかけが必要だったんですね。本当に良かった!!
						(2000年11月)

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